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省エネ講習会へ、そして省エネ基準に思うこと

2015.02.13.Fri.11:50
先週末に省エネ講習会に参加してきました。
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地球温暖化や化石エネルギー枯渇問題に直面している世の中、国の方針は住宅の省エネ化を推し進めています。
なぜ省エネかというと、工場などの産業部門のエネルギー消費は近年横ばいの中、家庭エネルギー消費は生活の利便性や快適を追及するようになりエネルギー消費量は年々上がり続けているからです。

住宅の省エネ化には外との断熱をすることにより、冷暖房の負荷を少なくしエネルギー消費量を下げるという目的があります。また高効率の設備器具を使うことにより、エネルギーの効率的な使用を進めます。簡単にいうと魔法瓶のような住宅を作るわけです。断熱材で家の基礎から屋根から壁までしっかり覆って気密しましょうね、そして効率の良い給湯器とか使ってね~って感じです。

今建てられている住宅のほとんどは次世代省エネ基準にのっとって建てられていますが、平成25年度に省エネ基準も改正となり、平成32年までには全ての新築住宅の省エネ適合基準の義務化がされます。

この省エネ基準、たしかに断熱をしっかりとさせれば冬暖めた空気は外に逃げにくく、夏の暖気は部屋内に入りにくくなり、また室内の温度差がなくなるためヒートショックなども起こしにくくなるなどなど・・・メリットが一杯のような気がしますが・・・個人的にはまた別の問題を引き起こすような気がして?な部分もあります。例えば、ガチガチの断熱材で施工された住宅を取り壊した後は、かなりの量の産業廃棄物となるわけです。それを処分するのにどうなるのか・・・疑問です。
また現代の住宅の作りでは全てが自然素材というわけにはいきません、ボンドなどの接着剤も使います。勿論ノンホルムアルデヒトとはうたっていますが、それでも化学物質なわけです。そんな密閉された空間で新築時の化学物質の対処はどうなるのか・・・いくら機械換気を行うといっても果たしてどうなのか・・・
古民家などを扱っていると今の住宅の基準については考えるものがあります。

とはいえ私たち施工業者はその基準を理解し、正しく施工することが大切です。
またこの省エネ基準を理解したうえで、お客様に最善の提案をすることが大切だと考えています。
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コメント
にゃんこさんへ
土壁も木製建具も省エネ法に引っかかりそうですね。何とかしないと日本の建築は先がなさげですね。
Re: にゃんこさんへ
大石様
そうなんですよね・・・耐震で金物ガチガチの家になったと思ったらこの省エネ基準・・・
伝統的な家造りがどんどん難しくなります。
でも一方で伝統構法を無形文化財にしようという動きもあるそうです。
3月にフォーラムが京都であるので参加してきます!またご報告しますね♪
こんにちは
 自分も1年ぐらい前に省エネ講習いってきました。

 隙間という隙間は全部つぶす感じで、こ、こんなに・・と若干引きました(^_^;) もう部屋を巨大なジップロックで包み込む感じだな~って。

 
 あったかい部屋には憧れるけど24時間換気は嫌かな(^_^)

 
Re: こんにちは
はらだ様
この省エネってどうなんでしょうね・・・快適にはなるかもしれないけど、伝統的な家づくりは衰退しそうで考えちゃいます。金物工法が主流となって手刻みで建てる家が少なくなって、今回の省エネで土壁の家づくりは難しくなっていくような気がします。伝統構法で建てる家がますます減っていくようで寂しいです。

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